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チャンピックスの効果・副作用

チャンピックスの効果・効能

チャンピックスは、ニコチンを補填しないタイプの禁煙補助薬です。

代わりに有効成分「バレニクリン」がニコチン受容体に作用して、「タバコを吸いたい……」と思わないような状態に保ってくれるというもの。

作用してタバコを吸いたいと思わなくなるまでには個人差がありますが、一週間程度でタバコ絶ちできたという方もめずらしくありません。

しかし、この効果には「喫煙歴」や吸っていたタバコの「本数」や、「ニコチンとタールの重さ」が関係しているようです。ニコチン依存症は喫煙歴が長ければ長いほど、若年からはじめていればいるほど、本数が多ければ多いほど、その症状が重くなると報告されています。

つまりチャンピックスを服用してから効果が出るまでに長い時間がかかっている方は、より重たいニコチン依存症に掛かっているのだと言えます。

チャンピックスを服用している最中にもしタバコを吸いはじめてしまっても安心です。

なぜなら、チャンピックスの効果でタバコを再喫煙した場合にあまりおいしく感じないようにするというものがあるからです。

有効成分のおかげでニコチンの摂取を阻害して、気持ちよくおいしく感じないようにします。

ただしそれだけの効果があるということは、副作用が出てしまう可能性も否定できません。

自分の体調と相談しながら無理なく服用しましょう。

そしてチャンピックスはあくまで補助薬ですので、なによりも自分の意思が禁煙成功の秘訣になります。

すこしの間禁煙できたからと言って“成功”だとは思わないでください。

チャンピックスの作用機序

チャンピックスは非常に禁煙効果の高い禁煙補助薬だと言われています。

従来の禁煙補助薬にはタバコよりは微量のニコチンが配合されていることで、ニコチンの離脱症状を緩和していくという方法が取られていました。徐々にニコチンの量を減らしていっているというイメージです。

しかし、ニコチンを断ちたいのにも関わらず微量であってもニコチンを摂取するということは、そこから完全にニコチンを断つのは難しくなります。苦し紛れに離脱症状だけをなんとか緩和できる程度……。

しかしチャンピックスには、ニコチンがまったく入っていません。ではどうやって禁煙をうながすというのでしょうか。

それはニコチンの代替品を使用して、脳を騙してしまうということです。

チャンピックスに含まれている「バレニクリン」は、ニコチン受容体と結合してすこしではありますがドーパミンを生成させます。少量であってもタバコと同等の効果を得られるチャンピックスのならでは禁煙補助です。

上記のようなニコチンの代替品があれば、禁煙によるきつい離脱症状を緩和することも可能。当然まったくなくなるわけではありませんが、離脱症状は理性ある大人をもってしても耐えられないことが多いものです。

また、チャンピックスの活躍はそれだけではありません。

ニコチン受容体と本当のニコチンの結合を妨げて、チャンピックスを服用している最中に再度喫煙したとしても以前のような快感を得られないように、おいしく感じないようにします。

チャンピックスの特徴

チャンピックスの特徴は、「部分動作」をする医薬品だということです。

服用することでニコチン代替品となるバレニクリンがニコチン受容体を“すこし”刺激するのですが、これが部分作動。英語になおすと「パーシャルアゴニスト」と言います。

通常、薬は“すこし”というニュアンスの効果がとても難しいです。

機能やはたらきを完全に阻害して身を守るもの、または100%活性化させてしまいます。

しかしニコチン受容体にすこし作用してあげなければ、つらい離脱症状に見舞われてしまって、禁煙できるものもできなくなってしまいます。

バレニクリンはさらに、服用することで再度の喫煙を防ぎます。ニコチンとニコチン受容体との結合をしにくくするのです。

ニコレットと比較

従来の禁煙補助薬は、「ニコチン置換療法」を用いています。

最たる例は有名な「ニコレット」ではないでしょうか。ニコレットはガムタイプのニコチン製剤。つまりガムとして噛むことで、微量のニコチンを口の粘膜から摂取するものです。

あくまでも禁煙をうながすための医薬品なのですが、じつはニコレット依存症にかかってしまう人も少なくありません。それもそのはず、ニコレットは本当のニコチンが入っているわけですから、タバコの形状が変わっただけのものです。

そんな時にもチャンピックスは有効です。ニコチン代替品のおかげで離脱症状減らす上に、ニコチンでの満足感を下げる作用があります。

タバコだけではなくニコレットなどのニコチン置換療法の思わぬ落とし穴にも対応できるチャンピックスは、いまから禁煙したいという皆さんになによりおすすめできます。

ニコチンパッチと比較

ニコチンパッチとチャンピックスを比較しても、その差は歴然。

パッチはニコチンガムと同じく、「ニコチン置換療法」のひとつです。

ニコチンは吸引や粘膜からの摂取だけではなく、パッチのように皮膚に貼ることでも摂取することができます。

ニコチンが含まれたパッチを皮膚の薄いところに狙って貼っておけば、24時間かけてじわじわと体内に吸収され、ニコチン受容体に作用します。

ニコチン依存症を直すのに、本当のニコチンを使う必要はありません。ニコチン置換療法によってさらにニコチンから逃れられなくなってしまいます。

ニコチンからガムとパッチの違いは、ガムがドラッグストアなどでよく見る禁煙補助薬であるのに対し、パッチは医師の処方箋がなければ購入することができないということでしょう。

軽微な副作用

チャンピックスは禁煙を求めている方のかゆいところに手が届く医薬品です。

しかし、脳内のホルモンなどに影響を及ぼすため、副作用もあることは覚悟しておかなければなりません。まずは軽めの副作用から知っておきましょう。

その前に、禁煙という行動自体が医薬品の服用とは関わりなく、気分の落ち込みや不安感を感じてしまうものです。気分がすぐれない時は、喫煙以外でできる気分転換をおこなってください。

おもな軽い副作用は、頭痛、吐き気、眠れなくなる、変な夢を見るなど。

希死念慮や抑うつ状態など、精神的に追い込まれてしまうこともあるようです。それだけ、ニコチンを断つ影響というのは計り知れないものなのです。

これらの症状が出てしまった場合には、かならず病院に行って医師の診察または薬剤師による説明を受けてください。とくに気分障害は、放って置くと思いもよらぬ行動に出てしまって気付いた時には……なんてこともめずらしくありません。

眠気を感じたまま、自動車や自転車の運転などは絶対にしないようにしてください。

「自分だけは大丈夫」とは思わず、服用する際はかならず自分の体調と心のペースに合わせてください。

もし常用している医薬品やサプリメントがあるのであれば、それが本当にチャンピックスと飲み合わせていいものなのかを確認しておくようにしてください。

飲み合わせの悪いものは医薬品の効果を半減させたり、最悪の場合は身体への害となってあらわれてしまいます。副作用が強く出てしまうことも。

服用の際の身体の状況、精神状況も大きく関わっており、免疫が極端に低いときに強い作用のある医薬品を服用するのは大変危険です。正しく服用することが一番大切です。

重篤な副作用

チャンピックスの有効成分であるバレニクリンは、精神にも影響を及ぼすことで知られている非常に強力な成分です。チャンピックスを使用して重篤な副作用が出てしまうと、命に関わることもあります。

服用方法を間違わずに、健康な精神状態の中で使用するようにしましょう

・幻覚を見たり悪夢にうなされたりする
おもにうつ病や統合失調症などの精神病を患っている、または過去に患っていた方に多い症状です。こういった症状が出ている場合は、禁煙も正しくおこなえないことがほとんど。 服用を中断して、医師の指示に従ってください。

・意識障害に悩まされる
幻覚などと似ていますが、意識が遠のいたりする場合は重い副作用が出ている可能性が非常に高いです。この状態で出歩いたりすると、自分だけではなく周囲にとっても危険です。
貸してもらえる手がない場合には救急車を使うことも視野に入れておきましょう。

・肝機能障害/黄疸
皮膚、そして白目の部分が黄色く染まってしまっている場合は、肝機能障害や黄疸を疑いましょう。免疫機能が下がっている状態であるため、感染症などにはくれぐれもご注意ください。

・血管浮腫
皮膚が赤くただれる蕁麻疹の一種です。顔面や唇の腫れを感じたり、のどの腫れから息苦しさを感じた場合は血管浮腫を疑いましょう。表面の腫れよりも内側の腫れがおもに出るのですが、放置すると命にも関わることがあります。

そのほかにもチャンピックスの副作用として報告されているものはたくさんありますが、チャンピックスの副作用だけではなく、単に「禁煙」という行為自体から来るイラつきや精神不安だったりする可能性があります。
すこしでも体調や気分に違和感があったら、医師に相談してください。

チャンピックスは個人輸入で医師を挟まずに購入することもできます。しかし、有効成分のバレニクリンは過激な副作用が出る可能性もあるため、禁煙にチャレンジするときはなるべく医師と一緒におこなうことをおすすめします。

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